とある統計では、このようなデータがあります。
「全国の建設現場で活躍する、１０代〜７０代の男女５５５名のお昼ごはんアンケート調査では、弁当持参派よりもコンビニ・スーパーで買って食べる派が１位」…一体、誰得の情報なのでしょうか！と思わずツッコミたくなるこのデータ、ちょっと興味深くもあります(笑)そこで今回は朝から夜まで現場でバリバリと働くみなさんのランチ事情を深掘りしていきたいと思います！(笑)
お昼ごはん、コンビニやスーパーで購入する派が１位
現場で働くみなさんのお昼ごはんは、スーパーやコンビニで購入されるという方が全体の３７.５%で、２位のお弁当持参派と比べて僅差で１位となっています！！この中でも、コンビニやスーパーでよく購入するもの（複数選択可）について聞いたところ「おにぎり」と回答した割合が２５.８%と最も多い結果となりました。確かにコンビニのおにぎりは種類も豊富で美味しく、何より腹持ちも良いので納得の順位といえるでしょう。おにぎりに次いで は「お弁当（１７.９%）」 「パン・サンドウィッチ（１７.１%）」という回答結果となりました。おにぎりに関しては単体ではなく、カップ麺やその他麺類と合わせて購入する方が多く、ちなみに「惣菜」や「デザート・スイーツ」は、２.８％と、最も少ない回答でした。やはり炭水化物でお腹を満たすことが、現場で働くみなさんにとっても最良の活力となるのでしょうか。
女性の半数以上はお弁当持参派
一方で僅差で２位となったお弁当持参派ですが、女性の半数以上（５２.０%）は、お弁当を持参していると回答しています。建設現場はまだまだ男性が圧倒的多数ですから、コンビニ・スーパーでの購入派が１位ではあるものの、男性でも４人に１人（２６.６%）がお弁当を持参しているようです。現場の仕事は朝早くから始まることが多いので、それ以上に早く起きて準備をするというのもなかなか大変なことですが、お弁当にすることで、予想を上回る様々なメリットもあるようです。
お弁当を持参することによるメリット４選
①圧倒的に経済的
お弁当を自炊するメリットとしては、圧倒的に安く作れて経済的なことです。材料のお米やお肉などは、安い時に多めに購入することによって、うまく単価を抑えることができます。実際に、毎日どれくらいお昼ごはんにお金を使っているのか？という、ランチ実態調査を見てみると
・出前やデリバリーでの平均価格は１,２７４円
・外食店内で食事した場合の平均価格は１,１０４円
・お弁当持参での平均価格は３６８円
という結果が出ており、自炊と外食では１日あたり、なんと８００円弱の価格の差があります。月に２０日間の仕事をしたとすると、１６,０００円もの差になります。お弁当を作るだけで、経済的に余裕が生まれるメリットはとても大きいといえるでしょう。
②待ち時間がなく車や休憩所ですぐに食べられる
お昼休憩が始まって、ランチをしようといざお店に入ると、人が多く待ち時間が長い場合があります。お昼どきは飲食店が混雑するため、待機時間が発生します。入店待ちや、食べ始めるまでに時間がかかれば、それだけでお昼休憩が終わってしまいますよね。しかし！そこで持参したお弁当があれば、待ち時間なく！すぐにご飯が食べられて！しかも車の中や休憩所など、場所を選ばない！！お弁当を持参することによりこのようなメリットがあり、貴重なお昼休憩の時間を有効活用することができます。
③お料理スキルが上がる
毎日のお弁当を作ることによって、お料理のスキルが上がります。お肉を焼いたり、好きな味付けにしたりと、お弁当を作る経験が料理スキルを向上させ、自分好みのお弁当を作り上げることができます。ここで注意するポイントは、コンロの「強火」を多用しないことです。早く作りたい気持ちが人を強火にさせがちですが、これがよくある失敗の原因になります。中火以下でしっかりと中まで火を通し、時間に余裕を持って挑みましょう。
④食べ過ぎる心配がなく、太りにくい
空腹の状態で外食に行き「ランチはごはんの大盛り無料！ 」「ラーメンの替え玉無料！」というサービスをひとたび見つけてしまうと、いくらダイエット中であろうともそうせざるを得ないのが人間です…よね？しかし、ここで思うがままに食べまくると、午後からはお腹が苦しくて動けない、また眠たくなったりして、あらゆる方面から後悔することになりかねませんが、お弁当であれば量が決まっているため、食べ過ぎる心配がありません。
今回は現場でのランチ事情をお伝えするはずが、気がつくといつの間にかお弁当のススメになっていましたが、働くみなさんにとっての大切な栄養源と貴重なお昼休憩。充実したものになれば、午後からの活力に直結します。お弁当持参派の方もコンビニスーパーで購入派の方も、これからお弁当を検討したいと思われた派の方も、皆さんのランチタイムが今後も充実したものでありますように！
