みなさん、福岡県が「子育てのしやすい街」と言われているのはご存知でしょうか？子育てのしやすい街ということは、女性の働きやすさと何か関係があるのかもしれません。今回は、その理由などについてご紹介いたします！
充実した福岡県子育て支援制度
近年加速している少子化の流れを変えるべく、福岡県は子育て支援を含めた「ふくおか子ども・子育て応援総合プラン（以下、プラン）」を策定しています。
参考：https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuokakodomo-kosodateouensougouplan.html
このプランは、子ども・子育て支援法第６２条及び次世代育成支援対策推進法第９条に基づく計画として「若者が結婚・子育てに夢や希望を持つ社会づくり」「子どもを安心して生み育てることができる社会づくり」「子どもの健やかな育ちと自立を応援する社会づくり」を目指して、平成27年3月に策定されたものです。
このプランに基づき「働きながら子育てできる環境づくり」「子育てしやすい住環境づくり」「すべての子育て家庭への支援」など、より具体的な施策の方向が示されており、子育てを地域全体で支え、応援する社会を目指して「『子育て応援宣言企業』登録制度」「乳児家庭全戸訪問事業」「多子世帯、ひとり親家庭の県営住宅の入居決定に際しての優遇措置」など、各種事業を展開しています。その中でも他県と比べて特徴的なのは「『子育て応援の店』推進事業」です。
『子育て応援の店』推進事業は、18歳未満のお子さまがいる「子育て家庭」を対象として、応援する事業です。対象の子どもを連れて「子育て応援の店」の登録店舗へ行き「子育て応援パスポート」を提示すると、商品の割引やベビーベッドの設置など、それぞれの登録店舗のサービスや特典が受けられます。
サービスの内容として、ミルクのお湯サービスやベビーベッドの貸し出し、またポイントサービスなど、店舗によりさまざまです。登録店舗数は、平成30年3月末時点でなんと21,348店舗を超え、これからも増えていくことを考えると、意外と身近に登録店舗があるかもしれません。公式HPでは、店舗のカテゴリ別やサービス別、地域別など、さまざまな条件で登録店舗を検索できます。
サービスを利用するには、事前に「子育て応援パスポート」の発行が必要で、発行方法は携帯電話やスマートフォン、往復はがきのいずれかで利用登録を行うだけでOKです。この「子育て応援パスポート」は、平成28年4月から全国でも使えるようになったため、福岡県外のサービスも利用できるようになりました。旅行のときでもサービスを受けることができるのは、子供を持つ家庭としては本当に助かりますし、嬉しいですよね。
なお、店舗により「対象は小学生まで」などの年齢制限がありますので、ご利用の際は事前に公式HPなどの各店舗情報にてご確認ください。
「子育てしやすい街」と言われる３つの理由
①「子育て応援宣言企業」数が全国１位
「子育て応援宣言企業」とは、従業員の仕事と子育ての両立を支援するため、企業の社長などが具体的な取り組みを宣言し、社内で実行する企業のことをいいます。
具体的な取り組みとして、女性の育児休業取得促進をはじめ、男性の育児休業取得促進、テレワーク制度の導入などさまざまで、宣言を行っている企業は5,300社を超えており、平成28年３月の時点では全国第１位を記録しています。子育ての推進はもちろん、社員自身のワークライフバランスの改善にも役立っているようです。
②食費が安い
福岡県の食費の月額は68,025円で、全国平均の73,405円よりも約5,000円安く、大阪府の73,285円、東京都の83,474円と比べて、だいぶ安い金額となっています。
毎月の固定費である食費が安いことは、何かとお金のかかる子育て家庭にとってはかなり助かるものです。特に、お子さまの人数が多いご家庭にとっては、大事な指標となります。
③住宅地平均価格が安く、マイホームが建てやすい
福岡県の住宅地平均価格（円/㎡）は44,600円で、食費同様、全国平均の49,702円よりも約5,000円安くなっています。大阪府の146,900円と比べると1/3以下、東京都の323,800円の1/7以下と、地域によってかなりの金額に開きがあります。比較的価格の安い福岡なら、マイホームも建てやすく、子どもものびのびと暮らしやすいのではないでしょうか？浮いたお金を育児資金に回すことも可能になるでしょう。
上記のことから、福岡では建築業界でも女性の働きやすい環境が多くあります。plusworkでは、そんな働く女性を応援する企業からの求人も多数掲載しております。建築業界でお仕事を探している方は、ぜひplusworkで求人検索してみてください！
