福岡の気候は?建築のお仕事に影響は?


福岡県は、一部を除いて全般的に太平洋気候区に属しているため温暖です。しかし、北部の冬は日照時間が短いため、日本海側の気候に近く、気温が0℃以下になる冬日は少ないですが、北西の季節風が吹くことから寒さを感じやすい土地柄です。6月〜7月は、梅雨の影響で降水量は多く、8月〜9月も100ミリを超えるほどです。年間の平均は約1780ミリで、全国14位となっています。(1位は高知県の2548ミリ、全国平均は11611ミリ)北部と内陸部の年間降水量の差は少ないのですが、南部だけが100ミリ余り多くなり、8月には台風の影響を受ける那覇と、ほぼ同量の雨が降ります。さて、これほど雨が降ると建築関係のお仕事にどんな影響があるのでしょうか?さっそく見ていきましょう!

建設現場、雨の日はお休みになる?

結論から言います。
雨が降ったからと言って(残念ながら?)現場全ての作業がとまる、ということはまずありません。
とはいえ、雨の程度にもよりますが、雨が降ってしまうと作業ができずに休みになってしまう職種もあります。

雨の日に休みになる作業とは

雨の日に休みになる作業はいくつかあります。なぜ雨の日に休みになるのかというと、下記のようなことが挙げられます。

・雨の影響により、作業に危険が伴う
・雨の影響で品質に影響を及ぼす
・そもそも雨が降っている状況だと作業できない

この3点が、建設現場で雨の日に作業ができなくなるときのポイントです。それでは、雨の日に休みになる作業について、ひとつずつご紹介していきます。

①コンクリート打設関係の作業

コンクリートの打設は、雨の程度にもよりますが、打設中に雨が降ると品質に影響を与えるため、基本的には作業が中止となります。打設後、しばらくしてから雨が降るという場合には問題のないこともあるので、微妙な天気の場合は作業を行うか、中止するかを判断をしなければなりません。

②溶接関係の作業

溶接は作業にもよりますが、屋根のないところや雨養生ができないところでは、鉄骨の溶接の作業ができないので、雨が降ると中止となります。
雨天時の溶接は品質に影響することと、感電等の危険があるからです。

③左官工事

左官工事も雨の影響を受ける作業のひとつですが、左官工事は屋外の作業に限らないため、雨天の場合は屋内の作業へと移るということがあります。

④鉄筋ガス圧接の作業

鉄筋のガス圧接に限らず、火を取り扱う作業は雨が降っている中では作業ができないことが多くあります。
もちろん雨養生ができれば作業は可能ですが、雨養生が不十分であると、品質に悪影響を与えます。

雨の日でも(残念ながら?)お休みにならない作業

・型枠工事
型枠工事は、雨の日でもカッパを着ながら作業を行うことが多いです。
・鉄筋工事
鉄筋工事も型枠工事と同じく、雨の日でも作業を行います。ただし、足元が滑りやすいので注意が必要です。
・足場工事
足場関係の工事も、雨でもカッパを着ながらの作業を行うことが多いです。

しかし、これらの作業も雨の状況により、作業が中止になることもあります。作業をする際に、危険なほどの雨が降っていたり、雷が鳴っているような場合には作業を中止することもあります。また、外部で濡れながら作業を行なっても、作業の進み具合が思わしくないと判断されたり、体調を心配する際にも、作業を中断することがあります。

雨の日のお給料はどうなる…?

雨の日のお給料については、それぞれの雇用形態によります。日給で働いている方は、仕事が休みとなればお給料は出ない可能性が高いですが、月給の方であれば、休みでも給料が出る可能性が高いです。
しかし雇う側も、何もしないでお金を払うということはあまりなく、現場自体がお休みになったとしても、自社の倉庫などの整理や翌日の段取り、材料の準備や加工など、できることをやってもらうということが多いそうです。


福岡は全国のなかでも比較的雨量の多い地域ですが、建設現場での影響は、職種によるものだということがわかりました。これから福岡の建築現場でお仕事を探されるみなさんは、ぜひplusworkで求人検索してみてくださいね!

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