新人向け:建築・建設業界で成功するための7つのポイント


建設業界での就職や転職に興味はあるけど「3K」と呼ばれている業界であることや、離職率の高さなどから不安を感じて、一歩踏み出すことを躊躇している方もいらっしゃるのではないでしょうか?建設業界では、最近でこそようやく働き方の改革が行われつつありますが、依然として昔ながらの働き方を採用している企業があることも事実です。しかし自分が転職をする前に、事前にチェックしておくポイントをおさえておくことによって、建設業界への就職や転職を成功させられる可能性も広がります。そこで今回は、建築・建設業界への就職や転職を成功させるためのポイント7つをご紹介いたします。これから就転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

これから建設業界を目指す方が気をつけるべきポイント7選

①1日の業務量をチェック

建設業界は、全体的に業務量が多く、ポピュラーな職種として施工管理が挙げられますが、施工管理の業務は品質・安全・原価・工程と多岐にわたります。業務の例としては、工程の計画立案や作成、施工図の作図やチェック修正、現場の品質検査、専門業者とのネゴや取極め、施主との打ち合わせ、現場の安全設備の整備などで、これに加えて、若手のうちは雑用や事務仕事、事務所や現場の清掃も加わり、1日8時間(法定労働時間)では到底さばけない業務量があるなど、基本的には常にキャパオーバーの状況で仕事をしています。就職先の1日の業務量はきちんと把握した上で応募しましょう。

②残業量を確認

そもそもの業務量が多いために、多くの企業において残業時間は多くなりがちです。企業によっては、多いときで月に200時間も残業になる現場もあるそうで、データでも外勤(施工管理)の残業は70%以上が月に45時間以上、20%以上が80時間以上もの残業をしている結果になっています。国土交通省も建設業全体の労働時間の長さは認めており、建設業の労働時間は他の産業よりも年間を通して336時間も長いと発表しています。年間336時間多いと言うことは、42日間分(1日8時間労働)も多く働いているということになりますので、転職前に必ず残業時間も確認しておきましょう。

③サービス残業になっていないか

これは会社によりますが、建設業界はサービス残業も非常に多い業界です。100時間以上の残業をした場合は、40時間以上をサービス残業としている人が70%以上という統計があり、あるアンケートでも、会社や上司から仕事の状況を考慮しない時短の指示があったり、勤務時間の申告に自主規制の圧力があったり、また仕事が終わらずサービス残業をしているなど、残業を付けられない状況があることを明らかにしています。そもそも建設業は残業の上限について労働基準法に規定がなかったため、企業は従業員を働かせるだけ働かせることが可能でした。しかし「働き方改革関連法」(2019年4月施行)により、現在は法的に残業時間の上限が定められたため、緩和してはいるものの、いまだに残業削減をサービス残業にさせることで対処しているという企業もありますので、就職前にはこちらも必ずチェックが必要です。

④休日はしっかりと確保できるか

建設業界は全体として休みが少ない業種です。全国の建設現場の4週あたりの平均休暇日数は5日で、これは日本のどこに行っても、土日が休みになる現場はほとんどないということです。国交省が公表しているデータでは、週休2日を取れている現場は全体の1割以下という結果が出ており、これが当たり前となっている業界なので、土日の休みを希望される方は事前にしっかりと確認しておきましょう。

⑤企業による激しい年収差を知っておく

建設業界は大手と中小での年収の差が激しく、大手ゼネコンの平均年収は1000万円なのに対して、中小ゼネコンの平均年収は700万円、ハウスメーカーの平均年収は500万円、中小ゼネコンやハウスメーカーの施工管理の場合は、大手ゼネコンの施工管理の年収より30%〜50%ほど低くなります。働いている時間や仕事内容にさほど差がないにも関わらず、これだけ年収に差が出ることは把握しておき、企業選びも慎重に考えましょう。

⑥安全性は確保されているか

建設業は、少しのミスでも命を落とす可能性のある、危険が伴う仕事です。令和2年の建設業での死亡者数は258人となっており、これは全産業中のトップの数字ですが、建設業がいかに危険であるかわかります。命に関わる仕事をしているので、もし建設業界に入るなら「危険なことは、絶対にやらない・させない」という意識を企業も働く人も持つべきですね。

⑦風通しの良い職場か

建設業界の人間関係は、権力主義であったり、接待など、独特なことが多いです。現場の最高責任者ともなる所長は、現場の発注権限があることから、大きな権力を持つことになります。そのため、仕事を取るための接待営業が未だに残っていたりするため、就職や転職を希望する企業のウェブサイトや口コミも参考にしながら、選ぶようにしましょう。


今回は、これから建設業界を目指す方が成功するためのポイント7つをご紹介いたしました。これらのことを踏まえ、ぜひpluswork福岡で求人検索をしてみてください。pluswork福岡は、みなさんの就職や転職を応援いたします!

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