住宅営業の仕事は「ノルマが大変」「泥臭い営業できつい」などと言われる一方で、 「実力次第では年収1,000万円以上も目指せる」「人と深く関わる仕事ができる」などの理由により、大変人気の職種のひとつです。
しかし住宅営業の仕事内容がどのようなものか、把握できていない人も多いのではないでしょうか?自分が家を建てた経験がある人でも、営業の方の仕事の全貌は見えていません。そこで今回は、住宅営業の仕事内容や年収の目安、メリット・デメリットや、向く人・向かない人などについて解説していきたいと思います!
住宅営業の仕事内容
仕事内容は大きくわけて「見込み客の集客」「商談から契約」「施工から引き渡し」「アフターケア」になります。見込み客の集客では、チラシや雑誌・インターネットなどの広告を使い、自社の家づくりの魅力を個人顧客にアピールします。モデルハウスや住宅展示場での営業も行い、興味をもったお客様に対して営業をしていきます。商談から契約にいたる段階では、どのような家がいいのか、住宅のプロとしてお客様の要望や相談に乗りながら、適切なアドバイスを行うことによって理想的な住宅を一緒に作り上げていきます。大きな金額を託されることになりますので、信頼が必要です。また、顧客は基本的に個人です。法人相手ではないので、お客様とのより親密な関係を築くことが重要となってくるでしょう。また、建てた後のアフターケアも業務のひとつです。
住宅営業の魅力
住宅営業は、他の仕事よりも成果主義です。頑張って新規の契約を取れば取るほどに歩合が発生し、他業種よりも多くの給料をもらえる可能性があります。さらに、抱えるお客様が多くなるほど、紹介を生む可能性も高くなり、理想としては紹介が紹介を生み、営業活動をせずともお客様が増えていくようになることです。しかし住宅営業の魅力は、お金だけではありません。お客様の人生の転機、一大イベントに立ち会えることができるということです。他の仕事は、その場限りの付き合いが多く、店員とお客様がそれぞれ覚えていることは少ないかもしれませんが、住宅営業は、どのような家を作りたいか、その理想から始まって、時には夢を語り合うこともあるでしょう。家族の幸せを共に感じることができ、完成した時の喜びを共に分かち合え、一生忘れられない経験になることも多いです。家を何度も建てることができるのはごく稀です。通常は30代ごろに35年のローンを組み、生涯そこに住むことになります。一生に一度のライフイベントに立ち会え、時には非常に感謝される仕事です。たしかに、お客様から信頼してもらうには時間もかかり、簡単なことではありません。だからこそ、信頼を勝ち取り、共に家を作り上げていく喜びを共有できるのが、住宅営業の魅力なのです。
住宅営業に有利な資格とは!
住宅営業として働く上で有利な資格には以下のようなものがあります。
・宅地建物取引士(宅建)
・ファイナンシャルプランナー
・住宅ローンアドバイザー
・建築士(一級/二級/木造)
・インテリアコーディネーター
どれもお金と不動産に関係している資格です。特に「宅地建物取引士」の資格は、持っているだけで資格手当(平均2万円/月)を出す不動産会社も多いので、とっておいて損はありません。さらに住宅営業は、お客様の人生設計に関わります。身の丈にあった建築をしないと、最悪の場合破産してしまいます。欲にかられて大きな家を建てようとするのを止めるのも、住宅営業の仕事といえるでしょう。そういう意味では「ファイナンシャルプランナー」をもっていると便利です。人生において、いつどのようなお金がいるのか、ライフイベントから金融や不動産、保険など、幅広い知識を手に入れることができます。それによって、お客様の人生設計をし、無理のない返済計画を立てることが可能になり、お客様も安心して家を建てることができるようになります。
住宅営業の平均年収
住宅営業の平均年収は、成績によって大きく左右されます。大手のハウスメーカーだと、年収は800万円前後、他の中堅のハウスメーカーでは600万円前後です。住宅営業の年収は成績次第なことが多く、平均値もあまりあてになりません。成績が悪ければ、400万円台にまで年収が落ち込むこともありますが、逆に成績がいいと1年目からでも稼ぐことが可能な、実力主義なところもあります。
住宅営業は安定するまでは大変なこともありますが、とてもやりがいのある仕事です。成約するまでに時間がかかっても、納得のいく家を建ててもらえた時の喜びは、その分大きくなる仕事と言えるでしょう。そんな住宅営業業界で活躍したいとお考えの方は、ぜひpluswork福岡で求人検索してみてください。きっとあなたの希望や意向にピッタリの企業が見つかるはずです!